私たちの取り組み・AK工芸

人の住まいから、蜂の住まいへ。安藤建設の木工技術が、小さな命を育みます。

「家」とは、そこに住む家族が、安全で、快適に、そして健やかに暮らせる場所であるべきだと、私たち安藤建設は考えます。

 

岐阜県・土岐の地で、長年「人のための家づくり」に真摯に向き合い、新築やリフォームを通して、たくさんのご家族の笑顔と暮らしを支えてまいりました。

 

その私たちが、住宅建築で培った木材への深い知識と、熟練の職人が持つ確かな木工技術を注ぎ込み、まったく新しい挑戦を始めました。

 

それが「AK工芸」の日本ミツバチの巣箱づくりです。

「なぜ、建築会社がハチの巣箱を?」

そう不思議に思われるかもしれません。

 

きっかけは、私たちの得意とする「木材加工」の技術を、何か新しい形で社会に活かせないか、と考えたことでした。

 

家づくりにおいて、木は私たちにとって最も身近で、最も知り尽くした素材です。
木の香り、温もり、そして木が持つ調湿などの機能性。
その魅力を最大限に引き出すのが、私たちの仕事です。

ある時、私たちは気づきました。

「快適な住まい」を必要としているのは、人間だけではないのだ、と。

自然界の小さな働き者、日本ミツバチ。
彼らもまた、雨風をしのぎ、外敵から身を守り、安心して子育てができる「家」を必要としています。

 

ならば、「家づくりのプロである私たちが、ミツバチにとって最高の住まいを本気で考えてみようじゃないか」。

その想いが、AK工芸の原点です。

安藤建設がつくる巣箱は、ここが違う!~ミツバチへの3つの思いやり~

AK工芸の巣箱は、ただの「箱」ではありません。
ミツバチの生態を学び、養蜂家の方々の声に耳を傾け、私たちの家づくりと同じように、一棟一棟、心を込めてつくっています。

1.【思いやり設計①】 ミツバチが「帰りたくなる」心地よさ

まるで森の中にいるような、天然の焼杉と木材の香り。
ミツバチが巣を作りやすいように内壁のしつらえを工夫し、巣門の形状にも、ミツバチが出入りしやすいように、そして外敵の侵入を防げるように工夫を凝らしています。
夏場の暑さ対策として風通しを良くする工夫も、人の家の設計と同じ発想です。

2.【思いやり設計②】 突然のお引越し(逃去)を防ぐ、愛情の仕掛け

春になると、女王蜂が新しい大家族をつくるために巣ごと引っ越してしまうことがあります。
愛情を込めて見守ってきたミツバチがある日突然いなくなるのは、とても寂しいもの。

そこで私たちは、働き蜂は自由に出入りできるけれど、体の大きな女王蜂は外に出られない、魔法のような「逃去防止器」を開発しました。
これで、安心してミツバチの成長を見守れます。

3.【思いやり設計③】 恐い外敵から、家族みんなを守るセキュリティ

ミツバチにとって、スズメバチや巣を荒らす蛾(スムシ)は恐ろしい天敵です。

人の家の防犯対策と同じように、ミツバチの家にも「セキュリティ」は不可欠。

ミツバチは通れるけど、天敵は入れない。
そんな絶妙なサイズのステンレス網を取り付けた予防器が、大切なミツバチの家族を24時間体制で守ります。

建築業で培った技術が、新しいカタチに。

新築住宅の依頼がかつてより落ち着きを見せる中、私たち安藤建設は、企業の新たな可能性を模索していました。

AK工芸の巣箱づくりは、私たちの原点である「木を活かす技術」を、新しい市場で輝かせるための挑戦です。

住宅という大きなスケールで培ってきた「構造を考える力」、「素材を見極める目」、そして「細部まで手を抜かない職人の技」

そのすべてが、この小さなミツバチの巣箱一つひとつに、ぎゅっと凝縮されています。

人の暮らしを豊かにする「家づくり」も。

自然の営みを支える「巣箱づくり」も。

その根底にある、「確かな技術で、安心と快適を届けたい」という安藤建設の想いは、何ひとつ変わりません。

AK工芸の取り組みが、自然との共生や、木という素晴らしい素材の可能性について、皆様に少しでも興味を持っていただけるきっかけになれば幸いです。

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